死滅回遊魚という、熱帯域に生息する海洋生物が、毎年お盆明けくらいから黒潮に乗って北上し、房総半島から西の沿岸に辿り着き、そこで秋を過ごすものの、冬になると寒さで死んでしまう、という事を勉強の途中で知り、以前から興味がありました。
その後、
自動車販売店2の営業の方から色んな話を聞き、是非行ってみたいと思ってました。
その人も誘ってくれたのですが、ちょっとレベル高すぎて、とても出来そうにありません。
もう毎週のように、伊豆や和歌山県、高知県にまで出向き、素潜りで
5mとか潜って採るそうです。
ウェットスーツや足ヒレ、オモリまで付けて潜る姿はもはやプロ… 漁師だね。
ご主人は昔から、良く言えばオールラウンダー、悪く言えばスペシャリストになれない奴。
自営業もオールラウンダー適性がないと出来ません。 営業も作業も経理も、パソコンも力仕事も頭使う仕事も、色々やらんといかんしね。
趣味や遊びも同様で、何でも一通りやるけど、とことんやり詰める事がありません。
だから死滅回遊魚採集も、なんかこう… もっと気軽にやりたいなーと思い、まずは手始めに浜名湖に行ってみる事に。
またいつもの、海パン一丁とシュノーケルで、両手に網持って潜ってみると、上から見るより結構居る。
いやーこんなに小汚い海でも、潜れば
パラダイスだねー。 青いソラスズメが綺麗。
ほとんどは温帯性の魚ですが、たまに
ハタタテダイや、種類の判らんチョウチョウウオが泳いでる。
水中眼鏡で見ると地上より大きく見えるので、たまに通るクロダイやヘダイ?チダイ?にびっくりする。
今、海水水槽の空きが無いので、スズメダイ系には目もくれず、とりあえず
チョウチョウウオ系を追ってみる事に。
でも、早ぇ… 捕まらん。 夜は魚も寝ていて採るのが楽らしいですが、独りで行くの怖いし、淋しーしな。
で、1時間ほど頑張って、ベラとか何か茶色い魚とか、飼えない魚は逃がして、やっと捕まえたのがこの3匹。
けっこう大きかったので、ハイテンションで家に帰って図鑑を見てみたら、なんだ… 温帯魚か… 死滅回遊魚じゃなかったよ…
チョウチョウウオに
カゴカキダイでした。
でも今日一の収穫がコレ。
オトヒメエビ。 かなりデカ目。 これは観賞魚水槽にも使えるぞ。
温帯性かもしれんけど、いつもお金払って仕入れる生体が採れたのは嬉しい。
その後は初めての餌付けチャレンジです。
場所が無いので、こんな狭いところで許してね。
まずはアサリのミンチから。
設備が整ってないので、難しいかもしれませんが、餌付けが出来て、お客さんの水槽に入れれるようになったら、これが本職になるかも。
しかし海中で見た、オレンジ色で斑点が2個の、あのチョウチョウウオは何だったんだろう?
図鑑で見る限り
チョウハンかな?
逃げられたけど、次は捕まえてやる。