連休中で、特に仕事での進展も無いので、今日はわらすぼの次に一目惚れした魚を紹介します。
パロちゃんです。 「ヨホホホホホー」と言っている様な
口 とまん丸の
目 にやられました。
熱帯魚店で一目惚れし、その場で買って帰りたかったのですが、わらすぼで熱帯魚飼育はそんなに簡単じゃない、と知っていたご主人は、グッと我慢して水槽と必要な器具だけ購入し、一時帰宅。
1週間水を回して準備万端にして、翌週買いに行きました。
何かいつも、紹介程度でプロっぽくない、と言われたので、特徴を少し詳しく紹介します。 プロっぽく。
でも販売目的の熱帯魚店ではないので、実際に飼育した感想やマイナス面も交えて。
正式名称
パロットファイヤー・シクリッド
シンスピルムとフラミンゴシクリッドという、近縁な2種類の交雑種で、繁殖能力はほとんど無し。
正確にはオスに繁殖能力が無く、メスには繁殖能力があります。
故にパロットの複数飼育の場合、産卵まではする事がありますが、受精ができないため、孵化はしません。
しかしメスと他の
南米系のシクリッド のオスを交配させれば繁殖が可能になります。
ただ、個人的に行う場合、他のシクリッドではペアになりにくいと思いますし、
ベタ のように殺し合いが始まってしまうリスクがあります。
パロットは大人しいし、ケンカ弱いので、ぶっちゃけボロボロにやられます。
しかし、これだけ
近種繁殖 が盛んで、アロワナなどの混泳魚としても人気があるため、詳しくは判りませんが、もう今なんか、繁殖もグチャグチャじゃないでしょうかね。
主に台湾とかでの養殖だし… 蛍光とか注射とか刺青とか、あっちは無茶苦茶するしね。
例えば、フラミンゴのオスxパロットのメスで、フラミンゴの遺伝子を多く持って産まれた、見た目はパロットなのに繁殖可能なオスとか。
今後パロット同士の繁殖も、運がよければできるかもしれません。
買った時は何も知らず、見た目の可愛さに騙されてしまいましたが、今はあまり好きではありません。
観賞魚なんて
改良品種 ばかりなので、言い出したらキリがありませんが、
亜種 や近種を無理やり掛け合わせ、繁殖能力が無い子供を作らせるのは、やっぱり好きになれません。
それだったら、ピンクシクリッドの
奇形 (バルーン)に着色してある
キャンディパロット の方が、繁殖もできるし、まだマシです。
他のサイトに詳しい事が掲載されていると思うので、その他の特徴は簡潔に済ませますが、
飼育は容易、餌付けも容易。
エサ喰いも旺盛で、人工飼料でも生餌でも口に入れば何でも食べる。
サイズは最大20cm程ですが、キングコングパロットといわれる顔が平坦な奴はもっと大きくなります。
pHは適応が高く6.0~8.0でOK。 普通に水換えして管理していれば気にしなくても大丈夫です。
砂利も何でも良いし、水草も問題無し。
温度もそこそこ適応し、22~30℃くらいは大丈夫ですが、当然あまり高水温にはしない方が長生きします。
口が小さく閉じないので、その口に入っちゃうような小さな魚や、その口に突かれて弱っちゃうような大人しい魚じゃなければ、混泳もだいたいOK。
もちろんパロットが虐め殺されるような凶暴な魚はダメ。
こんなところですかね。
まっ、難しいこと考えず、見た目で選ぶなら、可愛いし、丈夫だし、
初心者向け で良いと思います。
個人的には、
刺青や尻尾が無い (ハートに見える)ものは、品種として区別され、売られていますが、あまりに可愛そうなので、誰も買わずに無くなって欲しいと思います。
ちなみに、初代パロットはご主人の凡ミスで1年経たずに死なせてしまいました。
底面フィルター掃除の時、バケツに一時移し、冬だったのでヒーターを入れたところ、温度一定のオートヒーターと、サーモスタッドが必要な単品ヒーターを間違え、水がお湯になって死んでしまいました。
ゴメンナサイ。
悔やみきれず、諦めきれず、2代目も購入してしまったのがコチラ。
昔だし、お客さんでもないので、レイアウトも何もないですが。
今はもういませんが、でも癒されました。 毎日。
しっかり飼育できて、寿命を全うできたのではないかと思います。
ありがとう、パロちゃん達。
また仕事で必要になったら、そん時はよろしく。